楽譜をしらべる

”唯一、絶対的に正しい楽譜というものは、意外に存在していない”

という気づきは、いまや、多くの音楽家、音楽愛好家の間で常識となりつつあります。

 

いろんな版をくらべてみたり、自筆譜から作曲家の想いやエネルギーを感じてみたり、

はたまたその背景に横たわるものをあれこれ探してみたり・・・

楽譜とその周辺をじっくり見ることも、音楽の楽しみ方のひとつかもしれません。


関連文献

  • 吉成順 著「知って得するエディション講座」音楽之友社

ピアノにかかわる方には必ずといっていいほど馴染みのある曲の数々が、さまざまなエディションを見比べることでどんな風に違って見えてくるか、分かりやすく解説しています。著名な作曲家の知らなかった姿も知ることができて楽しい1冊です。

 

  • 長岡英 著「オケ奏者なら知っておきたいクラシックの常識」アルテスパブリッシング

本ページ下「関連サイト」コーナーにて紹介している、聖光学院管弦楽団HP内「聖フィル♥コラム」の内容を一冊の本にまとめたものです。クラシック音楽にまつわる実は知らなかったあれこれを、これだけ幅広く、わかりやすい文章で読める読み物はなかなかありません。保存版として持っていて損はない一冊です。

関連サイト

パブリックドメインとなっている楽曲の音源や楽譜を公開しています。

いろんな版を見比べてみたいとき、なかなか国内で手に入らない楽譜を見てみたいときなど、

とても便利なサイトです。

貴重な楽譜をデジタルデータで公開しているサイトへの網羅的なリンクがあります。

こんなの探してみたいな、というときに、取っ掛かりとしてとても便利なサイトです。

スタンフォード大学所蔵の貴重な楽譜ももちろん公開されています。

膨大な自筆譜コレクションをデジタルデータで公開しています。

※音楽が自動再生されるので、リンクに飛ばれる際はご注意。

ライプツィヒのバッハ・アルヒーフが運営しているデータベース。

バッハとその一族の作品について、貴重な楽譜や研究成果を公開しています。

日本語ページあり。

アメリカ・モルガン財閥の自筆譜コレクションを多数収蔵する図書館のサイトです。

自筆譜のみならず、作曲時のスケッチなども公開されているのが特徴です。

古い楽譜や音楽家の遺品などを販売しているサイトです。

デジタルデータがなかなか公開されていない作曲家の自筆譜・写譜なども

出品されることがあります。

聖光学院の生徒の保護者、教員、卒業生などにより、2007年から活動を行っているオーケストラのホームページです。サイト内「聖フィル♥コラム」というコーナーにて、クラシック音楽にまつわる興味深いお話を発信されています。楽譜とも深くかかわるトピックも取り上げられており、目から鱗の情報がたくさんです。このコラムの内容をまとめた本も出版されています(本ページ上「関連文献」コーナーにてご紹介しています)ので、ぜひお手に取ってみてください。 2018年3月より、「パレストリーナの音楽コラム」として新連載も始まっています。