楽譜の考古学

楽譜についての興味深い話題を集める中で出会ったのが、

楽譜の浄書・印刷手法について科学的に分析する研究分野です。

 

印刷面の欠損やにじみなどから、使われた版下の特徴、紙の材質、印刷手法などを推察したり、

活字の特徴から、印刷技術の継承の流れを追ったり、といった研究です。

 

 

楽譜専用活字についてだけ扱った500ページの論考など、そのマニアックさたるや・・・!

でも、読んでいるとワクワクします。

以前ならば、専門図書館に行かなければ閲覧できなかったような海外の研究書も、

今ではネット通販で比較的入手しやすくなりました。

思ってもみなかった本を手元におけるありがたさを感じています。

 

そんな本や論文たちに出会うきっかけとなったのが、

九州産業大学(今は退任されていますが)の内藤郁夫先生をはじめとした研究グループの論文です。

現在も、日本印刷学会などで、昔の楽譜の浄書・印刷手法について、精力的に研究結果を発表されています。

論文に行き当たったときには、こんな研究分野がある、あり得るのだなと、驚き、感動しました。

 

そういえば小学校〜中学時代の私。考古学に興味を持っていたこともありましたっけ。

三つ子の魂百まで、でしょうか。調べることが、いつまでたっても好きなようです。