楽譜の個性

楽譜には、出版社ごとに大きな個性の違いがあります。

レイアウトをゆったりと取る出版社もあれば、1ページの情報量を重視する出版社もありますし、

アイテムの配置や調整に迷ったときにどうするか、その判断も出版社ごとにカラーがあります。

 

もちろん、大枠として、記譜のルールを外れるようなことはありません。

記譜のルールを守った上で、それ以上に判断を要する場面が、楽譜浄書にはいくらでもあるということです。

 

原典版に強い会社、ポピュラーものに強い会社、大編成に強い会社(あるいは部門)…。

さまざまに積み上げられてきた歴史が、楽譜の見た目に、詰め込まれています。

 

自身も浄書家であるからには、こうすると楽譜は美しいな・・・と思う自分なりの基準があるわけなのですが、

自分自分・・・となるのでなく、出版社ごとのクセのようなものに自分の経験をなじませていく感覚を

大事にしたいと思っています(もちろん、まだまだ未熟であることは大大大前提として…)。